江差の風力発電、10月に全量買い取り移行へ

update 2012/9/12 10:15


 【江差】江差町が51%株式出資する風力発電の「江差ウインドパワー」(森藤次雄社長)が、売電単価の高い国の再生可能エネルギー全量買い取り制度の移行手続きを踏む中で、契約解除に必要な北電側へ返済する過不足6億5〜6000万円について、浜谷一治町長は11日「分割払いで合意した」と明かした。10月1日からの新制度適用を目指す。

 11日開会の定例会の行政報告と一般質問で述べた。町によると、新制度で売電単価は現在の約4倍となり、同社が滞納する町への固定資産税の約3500万円(2010年と11年の2年分)について森藤社長が町に対し「来年3月末までに納入できる見通し」と伝えたという。

 また、町は財政規模に占める起債(借金)返済の比重を示す実質公債費比率が、2009〜11年度の3年平均で20・0%となり、前年度比4・3ポイントの改善で、町は「さらなる行財政改革の推進に努めたい」とした。

 同比率は過去3年間の平均値で、25%を基準に外部監査や財政健全化計画の策定を義務付けられる早期健全化団体となり、18%では起債発行に許可が必要となる。改行 定例会は会期を13日までと決め、一般質問に5氏が立った。

提供 - 函館新聞社


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