45・6メートル長〜い太巻き 谷川小全校児童が挑戦

update 2012/9/8 12:13


 【北斗】谷川小学校(村国寿英校長、児童143人)は7日、北斗市産の食材を使用したロング太巻きづくりに挑戦した。1年生の教室からロビー、理科室まで並べたテーブルに全校児童が一列に並び、約2時間かけて、長さ45・6メートルの太巻きが完成。拍手と笑顔に包まれた。

 地域に理解を深めるふるさと教育や地産地消の一環としての取り組み。過去に約16メートルの太巻きを作った記録があるが、全校児童で作ったのは今回が初めて。市内久根別の飲食店「味処せき乃」を経営する関野則夫さん(63)が指導した。

 市の協力で酢飯に使った「ふっくりんこ」は40キロ、具材としてキュウリの提供も受けた。PTAの母親たち30人以上が参加し、前日から米研ぎなどの準備を進めてきた。

 太巻きの具材は、キュウリや卵焼き、かんぴょうなど。巻きすの代わりにクッキングシートを乗せたすだれを使用。関野さんの指示に従いながら、児童たちは横一列に並んで太巻きづくりを開始し、ご飯を載せたノリに具材を並べ、合図で一斉に巻き上げて完成。村国校長の発声で万歳をして、大記録達成を喜んだ。6年生の井平光紀君(12)は「巻くときが難しかったけれど楽しかった」と話していた。

 村国校長は「子どもたちが一つのことをみんなで成し遂げたことがなによりうれしい。市教委や保護者にも感謝申し上げたい」と話した。関野さんは「低学年の子もいる中で、みんなよく頑張った」とねぎらっていた。

提供 - 函館新聞社


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