戸井ぶりブランド化へ 漁協がシール作成
update 2012/8/31 10:10
函館市戸井地区の戸井漁協(森祐組合長)は、一本釣りで漁獲される天然ブリのブランド化に乗り出す。手始めに、銀座三越(東京)で9月5〜25日に開かれる催事で試験販売。活締め処理したブリの目印となるシールも作り、売り込みを本格化させる。
銀座三越にテナントとして入る吉川水産(東京)の目に止まり、函館市、函館魚市場(松山征史社長)が協力して販売が決まった。切り身販売のほか、刺し身や丼などその場で食べられるメニューも予定されている。
この機会に、全国に知られる戸井マグロと同様にシールを作成。今後、函館の市場にもシールを張って出荷する考え。
船上で素早く締めて血抜き、水氷に浸けて鮮度を保つ。これにより生臭さが消え、刺し身は絶品だ。「活締めは手間を掛けているのに、そうでないものと市場価格はさほど変わらない。区別して販売するいいチャンス」と同漁協。
戸井沖は潮流がぶつかる好漁場。一本釣り活締めブリは、約50隻が7〜10月に漁獲するが、夏場はコンブ漁と重なるためブリ漁の本格化は秋。昨年実績は数量75トン、販売高3186万円。市農林水産部も、マグロに続く全国ブランドにと期待を寄せる。
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