函館市、駅前周辺のデザイン公募
update 2012/8/29 10:24
函館市は、中心市街地のJR函館駅前・大門地区の活性化に向け、地区全体のデザインを公募する。民間事業者を対象に、駅前通りやグリーンプラザ、点在する電停・バス停まで含むデザインをプロポーザル(提案型)方式で募り、2015年度の北海道新幹線開業までに整備する考え。市は「市民や観光客が集い、楽しめるコンセプトでの提案を求めたい」と話している。
市は、国からまちづくりへの重点的な補助を受けるための「中心市街地活性化基本計画」(2013年4月から5年間)の素案に、駅前通りの整備を盛り込んでいる。
年度内の認定を目指すにあたり「駅前のデザインが核。地元としてどんなイメージかを国に提言したい」(経済部)として、民間のアイデアを取り入れることにした。同種のプロポーザルは札幌、富山市の路面電車や、宮崎県延岡市の駅周辺整備などで行われている。
具体的にはWAKOビル前から旧玉光堂前(松風町)までの約400メートルと、グリーンプラザ約330メートルの両区間を対象に、地区の総合的なコンセプトや駅前通り、電停・バス停のイメージ図と独自提案を募集する。駅前通りは国道のため、市からの提案を経て国が整備する。
市職員や学識経験者、経済界関係者、美しいまちづくり検討会委員ら8人程度でつくる審査委員会を設置。10月から公募を開始し、12月に委託先と契約を締結。2013〜15年度で整備し、新函館駅(仮称)開業を見据えて取り組む。応募業者の制限は特に設けない考え。
9月4日開会予定の第3回市議会定例会に、関係経費1910万円を提案する。同部は「集客面など、行政では行き着けない面もある。全国から広く意見を聴きたい」としている。
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