函館市、チャレンジ計画4件認定

update 2012/8/28 10:42


 函館市が独創性のある起業家に補助金を交付する本年度の「チャレンジ計画」に、自家農園産ブドウを使った道南産ワインを製造販売する佐々木佳津子さん(37)、地元特産品を使ったせっけんを製造販売する函館さぼん社長の赤崎佐恵子さん(50)、子育て中の女性向けバッグを製造販売する荒木明美さん(39)、青果店経営などの南北海道社中社長、國分晋吾さん(30)の4人を認定した。

 佐々木さんは市内元町にワイナリーを設けており、北斗市の自家農園で栽培したブドウを使ったワイン作りに取り組む。9月から仕込みを開始し、年内に新種として1万3000本の出荷を目指す。

 赤崎さんは、ガゴメやタマフクラなど函館近郊の特産品を用い、肌に優しい無添加せっけんづくりに着手している。薬剤師の資格を持っており、肌に悩みを持つ利用客へのアドバイスも行っていく考え。

 荒木さんは米国ニューヨークでバッグブランドを設立した日本人デザイナーの友人と協力し、11月の法人設立を予定。母親が外出時に使える「ママバッグ」の製造販売を行い、子育て中の女性らを雇用していく。

 國分さんは市内松風町で青果店を営んでおり、メロン、イチゴ、トマトなど道南で採れた6種類の野菜、果物をピューレに加工する。急速冷凍して味や風味を保ったまま販売し、道南の食を広く発信する狙い。

 同計画は市が2000年から地元起業家を支援しようと実施。本年度は13件の応募があり、市内の有識者でつくる認定審査委員会が事業計画の独自性や新規性を評価。佐々木さんに200万円、赤崎さん、荒木さん、國分さんに各100万円が補助される。交付式で片岡格副市長は「後に続く起業家にも成功例を示せるよう頑張ってほしい」と激励した。

提供 - 函館新聞社


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