函館開建、津波対策で海抜表示シート
update 2012/8/25 11:36
函館開発建設部は24日、管内の沿岸部の国道沿いで海抜を表示するシートの設置を開始した。道が公表した津波浸水予測図の浸水区域内で、同開建管内の約800カ所に整備する。
東日本大震災を教訓にした津波対策の一つとして、国交省が全国統一の設置方針案を定めた。道開発局や道などで構成する北海道ブロック道路標識適正化委員会で、設置場所を決めた。管内では本年度中に国道5号や228号、278号など9路線に設置する。
シートは縦30センチ、横50センチで、「ここの地盤は海抜○メートル」と青地に白の文字で書かれ、標識柱などに貼り付ける。初日は、昨年の震災で実際に津波の浸水を受けた函館市若松町から豊川町の国道279号沿い3カ所で作業を実施。降雪の影響を考慮し、地面から1・8メートルの高さに設置した。
同開建は「歩行者からも車からも見えやすい位置で、普段からどのくらいの高さがあるのかを意識してもらうことで、津波発生時の避難に役立ててもらいたい」としている。
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