ゆく夏彩る3000発 湯の川温泉花火大会

update 2012/8/19 12:40


 函館の夏祭りの最後を飾る「第47回湯の川温泉花火大会」(実行委主催)が18日、函館市湯の川温泉街で開催された。メーンの花火大会をはじめ、源泉をみこしで運び、湯倉神社(湯川町2)に奉納する「献湯行列」や、「灯籠(とうろう)流し」などが行われた。

 祭りは地域を支える源泉を湯倉神社に奉納する献湯行列で開幕。湯元ホテル入川(湯川町3)から同神社まで、約70人の担ぎ手が大きな掛け声で威勢よく練り歩き、沿道に駆け付けた地域住民や観光客から多くの声援を受けた。

 午後6時45分からは松倉川で灯籠流し。約500個の灯籠が松倉川に放たれ、周辺を幻想的な光で彩った。クライマックスの花火大会は同7時45分に開始。おなじみのイカ花火など約3000発が夜空に大輪を咲かせ、詰め掛けた約5万人(主催者発表)の観覧客を魅了した。家族5人で訪れた函館市陣川町の三浦憲子さん(63)は「毎年楽しみにしている。打ち上げの場所が近いので迫力がすごい」と話していた。

 祭りはこれまで「はこだて湯の川温泉いさり火まつり」として行われてきたが、人気の花火大会を前面に出そうと、今年から名称を変更した。

提供 - 函館新聞社


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