市内小学校、新たに2校でアスベスト?
update 2012/8/18 11:15
函館市教委は17日、市内の中央小、鍛神小の2校でアスベストが含まれている可能性のあるロックウールが見つかったと発表した。市内では今月初旬にも旧4町村の小中各1校でアスベストが見つかっている。一連の事態を受け、市は今後、学校以外で社会教育施設などの市有施設も再調査することを決めた。
中央小は2階建渡り廊下の鉄骨柱などに、吹き付け材として使用されていた。普段は建材で囲まれているが、現在進めている耐震診断調査の中で15日に見つかった。
その後、旧市内の全市立学校を再度調査したところ、鍛神小の3階に設置している渡り廊下の鉄骨柱と梁でも使用が判明した。これも建材で囲まれており、目視できない状態だった。
両校の該当箇所について空気中のアスベスト繊維濃度測定をした結果、いずれも大気汚染防止法で定める基準を下回り、安全であることを確認した。
市教委は「濃度は通常の空気中と変わらない。ロックウールにアスベストが含まれているかは今月末に公表したい」と説明。さらに、「以前実施した全校調査で、渡り廊下についてのチェックが不十分だった」と弁明した。
一方、再調査する市有施設はアスベストが使われていた可能性のある昭和30〜60年代の建物を想定。対象施設は現時点で未定だが、市教委は「早急にリストを絞って調査に入りたい」としている。
市有施設の調査は05年に、2028施設を対象に実施。その結果、32施設で基準値を超えるアスベストがあり、すべて除去している。
また市教委は旧4町村の日新小と尾札部中の濃度測定結果も公表し、いずれも基準を下回ったことを報告。今後、建材で囲むなどの飛散防止策に取り掛かる方向。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。