シニア層取り込め…市内小売業界

update 2012/8/15 12:12


 少子高齢化や景気低迷で消費が縮小する中、函館市内の小売業界もシニア層をターゲットに置いた商戦やサービスを展開している。消費の呼び水にしようと各店舗が知恵を絞り、シニア層の取り込み強化を図っている。

 玩具専門店、トイザらスでは、8月から毎月15日、60歳以上のポイントカード会員を対象に、購入額5000円以上で代金を10%割り引くサービスを開始する。函館店(石川町52)の森圭介店長は「お孫さまとのお買い物を楽しみ、コミュニケーションを深める機会になってほしい」と話す。

 函館市内の百貨店、棒二森屋(若松町17)では、年金支給日とその翌日に60歳以上を対象とした「シニアパスポートデー」を実施。店頭で年齢を確認できる年金手帳などを持参し、「シニアパスポート」を入手すると、食品売り場で全品5%引きになるほか、衣料品や雑貨品なども優待される。「まとめ買いの方も多く、食品に関しては普段の5割ほど売り上げが増える。これからも一層のサービス充実を図っていきたい」(営業企画)。

 また、レジャー施設でもシニア層の利用増加に力を入れている。ボウリング場、ボウルサンシャイン函館(梁川町9パボッツ函館ビル4階)では、60歳以上が会員登録(無料)をすると、通常、大人1ゲーム500円のところ、終日300円で利用できる。現在、約100人の対象者が登録しているという。同ボウリング場の木村智史支配人は「3ゲームで2時間のウオーキングと同じ運動量となる。健康のためにもお得に利用していただければ」と話している。

提供 - 函館新聞社


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