「活気よ再び」椴法華で漁協女性部が「踊り山車行列」復活

update 2012/8/12 11:54


 函館市椴法華地区で11日に開かれた八幡神社例大祭で、10年以上途絶えていた「踊り山車行列」が復活した。えさん漁協椴法華支所女性部(浜辺せつ会長)の20人が、過疎化に悩む椴法華を盛り上げようと参加し、住民らを喜ばせた。

 例大祭は神社のみこしや町内会の子どもみこしが町中を練り歩く、椴法華の夏を代表する行事。かつては各町内会が踊り山車行列に参加していたが、高齢化や人口減に伴って担い手が不足し、いつの間にか途絶えていた。2004年の函館市との合併後、地域の行事も減少しており「何かやらなければ活性化できない」(女性部)と一念発起して参加を決めた。

 部員は最年長74歳、最年少36歳、平均年齢65歳。コンブ漁で忙しい中、6月中旬から練習を始め、「河内おとこ節」「お祭子町節」など5曲をマスター。この日は午前9時半から休憩をはさんで午後10時ごろまで踊り続け、沿道に住む女性は「今まで静かだったから、にぎやかでいいね」と笑顔を見せ、踊り手たちに声援を送っていた。

 浜辺会長(67)は「いい運動になって楽しい。踊り山車を若い人たちにつなげ、まちをにぎやかにして人が少しでも来てくれるようになれれば」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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