「紗希 お疲れさま」 熊谷選手の祖父母 孫の活躍喜ぶ

update 2012/8/11 12:22


 「よくここまで頑張ったね紗希。お疲れさま」―。ロンドン五輪女子サッカー決勝が行われた10日未明、「なでしこジャパン」の熊谷紗希選手(21)の祖父で、函館在往の熊谷銀佐久さん(87)と妻のトシさん(78)は自宅でテレビ中継を見て応援。米国に1─2で敗れたが、銀メダルを手にした孫をねぎらった。

 銀佐久さんとトシさんは、五輪の全試合、生中継でなでしこを応援した。この日は試合開始の午前3時45分、トシさんは神棚に手を合わせてからテレビの前に座った。2人は「紗希、ボール行ったよ」「のりさん(佐々木則夫監督)も頑張って」と声援を送りながら画面に見入った。

 試合終盤、「なんとか追い付いて」の声も届かず、敗れた。熊谷選手の悔しい表情に「小さいころから負けず嫌いだった。この顔は次につながる」と2人。トシさんは札幌に住む熊谷選手の父・敏夫さん(55)に電話で「初めての五輪でメダルだから、紗希を褒めてあげなさい」と話した。

 銀メダルを手にする熊谷選手にトシさんは目頭を押さえ、銀佐久さんは「これからも皆さんの期待に応えてほしい」と声を掛けた。

 なでしこの活躍は地元関係者も喜んだ。函館サッカー協会女子委員長の朝倉宣明さん(54)は「惜しかったが、よく決勝まで行ってくれた。日本中が盛り上がり、さらに女子サッカーの普及につながっていくはず」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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