おぼろ削りで気分は職人…がごめ連合が初企画
update 2012/8/10 10:59
函館がごめ連合(布村重樹代表、37社)主催の「親子がごめおぼろ削り体験」が9日、アンテナショップ「がごめ昆布 ねばねば本舗」(若松町)で開かれた。市内外の小学4〜6年生10人が、伝統の職人技を楽しんだ。
新しい函館名物として急成長を遂げるガゴメコンブの認知度を高めようと、初めて企画。梶原昆布店(豊川町)の梶原健司社長、職人の荒井紀男さん(49)を講師に招いた。
北大大学院水産科学研究院の安井肇教授(海藻学)が「函館沿岸に生息し、表面にでこぼこの珍しい模様が付いている。粘りととろみが特徴で、夏バテ防止にもいい」と紹介。
同社は「京派削り」(おくりどり)という技法で、職人が手ひきで「おぼろ昆布」を製造。子どもたちは、包丁の持ち方や削り方を教わり、片足でコンブを抑えて丁寧に削り取っていった。すだれ状のおぼろが出来上がると、歓声が上がった。
函館本通小5年の野里未有さん(10)は「削るときの力加減が難しかった。ガゴメは好きなので、もっと食べよう思います」と笑顔を見せていた。
削りたてを試食したほか、余った分は袋に詰めて持ち帰った。
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