函館市制90周年で記念式典
update 2012/8/2 12:17
函館市の市制施行90周年記念式典が1日、市民会館で開かれた。海外の姉妹・友好交流都市を締結している5都市の関係者や、青森からも祝福に駆け付けた。出席した約1100人の市民らは函館の歴史を振り返り、100周年に向けた発展への決意を新たにした。
市制が施行されたのは1922(大正11)年8月1日。道内では札幌、小樽、旭川、室蘭、釧路とともに函館市が誕生し、当時の人口は14万6855人と全道一を誇った。
オープニングでは90年間の歩みを紹介したビデオを上映。地元発展に尽くした先人や東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげるとともに、深堀小と深堀中の児童・生徒4人が市民憲章を朗読した。
工藤寿樹市長は「まちづくりへの情熱をもって函館を築いてきた先人に対し、深甚なる敬意を表する」と式辞。能登谷公議長は「元気で住みよいまちを創造するため、市民一人一人が役割を認識して努力を」とあいさつした。
表彰式では公益功労など69人に表彰状が、886人に感謝状が授与され、出席者は表彰者の功績をたたえて拍手を送った。中西猛雄渡島総合振興局長が高橋はるみ知事からのメッセージを読み上げたほか、鹿内博青森市長も祝辞を述べた。
また、外国からの来賓として姉妹都市のハリファクス(カナダ)レイク・マコーリー(オーストラリア)ユジノサハリンスク(ロシア)高陽(韓国)、友好交流都市の天津(中国)から12人が出席。工藤市長がチョ・ビョンソク高陽市副市長に感謝状を贈った。
フィナーレでは函館ダンスアカデミーの生徒たちが華やかなダンスを繰り広げたほか、歌手の暁月めぐみさんが応援ソング「ふるさとになりたい」を伸びやかに歌い上げ、市の“90歳”を祝った。
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