函館労基署江差駐在事務所 来年3月で廃止へ
update 2012/7/31 12:19
【江差】函館労働基準監督署江差駐在事務所(江差町姥神町167)が本年度限りで廃止されることが決まった。公務員削減に伴い、組織機構の見直しと業務の効率化を図る狙いで、来年度からは函館労働基準監督署で対応する。
同事務所は、1986年3月に江差労働基準監督署の廃止後、同年4月に函館労基署の窓口として置かれた。道内唯一の駐在事務所で、労災防止や労働者の権利保護、事業者の監督などの各種業務を担っている。
これまで同様、郵送などで各種手続きを図る方針で、7月から近隣自治体や建設協会など関係機関に廃止の経緯を伝えているが、地元関係者からは「郵送で対応するにも、書類の不備によるやり直しや奥尻からはフェリーの欠航などと不測の事態も考えられる。江差に事務所を残してもらいたい」との声がある。
桧山建設協会は27日に役員会を開き、存続への要望を展開することを確認。行政と音頭を取って廃止撤回を求めたい考えで、浜谷一治町長は「合理化提案に反対だ。(存続への要望活動を)やらざるを得ない状況で、一方的ともいえる廃止案に対して当然として住民理解が得られない」としている。
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