大沼で冥福祈る…湖水まつり開幕

update 2012/7/29 10:37


 【七飯】第103回大沼湖水まつり(七飯大沼国際観光コンベンション協会主催)が28日、大沼国定公園広場で開幕した。地元住職らによる慰霊祭がしめやかに営まれた。梅花講が唱えるご詠歌が響く中、参加者が故人をしのびながら静かに浮かべた灯ろうが湖面を照らした。

 1906(明治39)年に景雲寺住職が大沼の水難者供養のために法要を営んだのが始まりとされ、現在は、先祖供養、ペット供養など、大切な家族への思いを込めて、灯ろう流しを行っている。

 大沼国際交流プラザ前から同広場まで歩いた灯ろう行列には中宮安一町長や逢坂誠二衆院議員、作家の新井満さんら約100人が参列。同協会の渡辺邦浩会長は「ラムサール条約に登録された大沼の水のイベントを楽しんで」とあいさつ。中宮町長は「103回目の湖水まつりを続けられるのは皆さんのおかげ」と述べ、続いて、冨原亮道議があいさつした。

 慰霊祭では、地元9寺院の住職による読経と梅花講約70人のご詠歌に送られ、参列者が次々と灯ろうを湖水に浮かべ、湖水を彩るあかりに向かって静かに手を合わせた。

 最終日の29日は、午前10時から午後3時まで広場でフリーマーケットを開催。サッポロ飲料のイメージキャラクターリボンちゃんによる「じゃんけん大会」(午前10時半、午後零時半、同2時半)、このほか、よさこいやダンスが行われる。午後7時からの灯ろう流し、同8時からの花火大会で終了する。問い合わせは同協会TEL0138-67-3020。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです