南極の氷に興味津々、金堀小で寄贈式

update 2012/7/25 10:11


 南極観測船「しらせ」が持ち帰った南極の氷≠ェ24日、函館金堀小学校(平馬隆司校長)にプレゼントされた。児童たちは数万年かけてできたとされる氷に宿る神秘に触れた。  氷は昨年、しらせが南極の昭和基地近くの氷山から採取したもの。同船の艦長と交流のある海上自衛隊函館基地隊司令の内山哲也さん(54)が譲り受け、「子どもたちに夢を与えたい」との願いを込めて母校に届けた。

 寄贈式で内山さんは「氷には何万年も前の空気が詰まっている。南極の不思議さを感じとってほしい」と呼び掛けた。その後は同校教諭が南極の氷の厚さや地形の特徴、北極との違いなどについて説明。「最も厚い所では約4000bもあり、富士山より高い」など話すと、児童から驚きの声が上がっていた。

 児童を代表し、6年生の佐藤宙君と近藤陸君が「南極について真剣に考えることができました。ありがとうございました」とお礼の言葉をそれぞれ述べた。最後は順番に南極の氷の感触を体験し、「冷たい」「白っぽい」と歓声を上げ、児童たちは貴重な贈り物に目を輝かせていた。

 今後同校では氷を保存し理科などの授業に活用する。

提供 - 函館新聞社


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