12年度普通交付税、渡島0.1%増、桧山3.3%増
update 2012/7/25 10:10
2012年度の普通交付税(市町村分)が閣議報告されたのを受け、渡島総合振興局と桧山振興局は24日、両管内市町分の決定額を発表した。渡島11市町の総額は、前年度を0.1%(4500万円)上回る653億1600万円。伸び率は前年度と同じで、4町で増加、7市町で減少。桧山7町は同3.3%(6億1339万円)増の192億1035万円。2年ぶりの増加となり、5町で増え、2町で減った。
算定基準の一つとなる「寒冷補正」(積雪の度合いを示す指数、指数が高いほど交付税を手厚くする)が12年ぶりに見直され、渡島は松前町、木古内町、八雲町、長万部町、桧山は上ノ国町、せたな町の指数が上がった。
新設の「地域経済・雇用対策費」は全道555億円のうち、渡島に25億円、桧山に18億円を配分。人口密度の低い市町村に多く配分される仕組みのため、道南は少なかった。これにより渡島の決定額は0.1%増にとどまった。また、3年に1度の固定資産税の評価替えに伴う税収減もプラスに働いた。
渡島は長万部町が3.7%、八雲町が3・5%それぞれ増えた。いずれも寒冷補正の見直しが要因。一方、税収増などで七飯町が1.7%減、北斗市が1.6%減。函館市はほぼ前年並みの0.3%減となった。
桧山は江差町が税収増のため4・5%減、全道で2番目に大きい下げ幅。 普通交付税と臨時財政対策債発行可能額を合わせた実質的な交付税の額は、渡島が734億9100万円(前年度比0.4%増)、桧山が205億2975万円(同2・9%増)。
全道の普通交付税総額は8027億1600万円(同3・8%増)だった。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。