函館市事業仕分け開始 2件で見直し判定
update 2012/7/22 10:23
函館市の財源不足解消に向け、外部委員が事業の存廃を判断する「事業仕分け」が21日、市役所で始まった。初日は2班に分かれて10事業を審査し、梁川交通公園の管理委託料など2件で見直しが必要と判定、8件は実施内容や手法の改善が必要とした。
仕分けは昨年度から開始。事業の必要性をふるいにかけ、今後の政策や来年度予算への反映を前提に議論する。公募を含む委員12人が6人ずつ2班に分かれ、本年度は@廃止を検討A民営化を検討B制度の抜本的な見直しC実施内容や手法の改善D現行通り―の5つの選択肢から判断する。判断が過半数に達しなかった場合は「見直しが必要」とする。
梁川交通公園の管理委託料をめぐっては、1969年の開設時から同じ団体が受託していることを疑問視する声や、約2万6000人の入園者に対し、入園者アンケートの回答が83人と少ないことなどを各委員が指摘。「交通安全の目的達成度が測りにくい」との意見も出た一方、交通事情の多様化から施設の充実を求める声もあった。
また、漁船所有者らに上限1000万円を貸し付ける「漁業用機械購入資金貸付金」は、制度の抜本的な見直しが必要と判定。国や道が持っている制度との統合や、利子補給制度に変更して予算縮減を図るべきなどの声が寄せられた。
仕分けは28日も午前10時から行われる。
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