輝くマコンブ 浜に活気 南茅部で漁始まる
update 2012/7/18 10:44
高級だしに使われる「白口浜真昆布」の産地、函館市南茅部地区で17日、天然マコンブ漁が始まった。早朝から磯舟が一斉に前浜に繰り出し、褐色に輝くコンブを採取。初日は大漁で、幸先の良いスタートを切った。盛漁期に入り、漁業者は寝る間も惜しんで仕事に励んでいる。
南かやべ漁協(鎌田光夫組合長)管内では、大船と安浦両支所が先陣を切り、順次、ほかの支所でも解禁となる。
大船支所では約150隻が出漁。漁師は箱めがねで海底をのぞき、「マッカ」と呼ばれる先がY字のほこでコンブの根をねじって採取した。ガゴメコンブ漁も同時に解禁となった。
漁は午前5時〜同8時。8時ごろになると、コンブを満載にした船が大舟漁港へ。長さ2、3メートル、幅25センチほどのコンブを軽トラックなどの荷台に移し、干し場に運んだ。
同支所代表理事の坂田憲治さん(65)は「初日にこれほど捕ったのは記憶にない。実入りの状態もいい。実入りは今月末に一番良くなる」と声を弾ませた。宮田喜一さん(61)も「量、質ともに十分。今季も期待できそうだ」と話していた。漁は9月いっぱい続く予定。
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