ギリヤークさん鎮魂の舞
update 2012/7/16 10:26
函館出身の大道芸人、ギリヤーク尼ケ崎さん(81)の青空舞踊函館公演が15日、松風町の大門グリーンプラザで行われた。東日本大震災の犠牲者への鎮魂の思いを込めた踊りを披露した。
この日は広場に大勢の観客が集まり、ギリャークさんを囲むように円形ステージ≠ェ出来上がった。顔に白塗り、赤い長襦袢(じゅばん)姿で踊りだすと、大きな歓声が上がった。
演目は「じょんがら一代」など。途中で観客を舞台に引き入れ、一緒に踊るとひときわ大きな拍手が起こった。最後の「念仏じょんがら」では、数珠を振り回しながら、激しい動きを繰り広げ、鎮魂の思いを表現した。踊りを初めて見たという日吉町の宮原ナンさん(78)は「動きに迫力があり、とても素晴らしかった」と感激した様子だった。
昨年に続き今年5月にも宮城県気仙沼市などの被災地で鎮魂の舞を披露した。「今度は被災者を元気づけるためにもまた踊りに行く」という。「7年後は活動50周年。体はボロボロだけれど、その日まで踊り続けたい」と話していた。
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