犠牲者の冥福祈る 函館空襲慰霊祭
update 2012/7/15 10:40
函館空襲の第24回慰霊祭(函館空襲を記録する会主催)が14日、函館市船見町の称名寺で開かれた。遺族や関係者など15人が参列。1945年7月14、15日、函館市の西部地区や戸井地区などを爆撃した函館空襲の犠牲者の霊を慰め、戦争の記憶を風化させない決意を新たにした。
境内にある「第二次世界大戦函館空襲戦災跡地戦災者慰霊碑」の碑文が朗読され、同寺の須藤隆仙住職が読経する中、参列者は焼香した。浅利代表(81)は追悼の辞として「戦争で亡くなった人から学び、私たちの義務としている、考えること、愛すること、奉仕することの3つを大切にし、世界の核兵器廃絶に向け努力していきたい」と誓いを述べた。
父を函館空襲で亡くした千葉県在往の、松本絹子さん(81)は「『平和』ほど良い言葉は無いと思う。3度目ぐらいの参列だが、この思いがあらたまる」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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