姥神大神宮渡御祭ポスター完成

update 2012/7/13 10:34


 【江差】道内最古の祭礼として370年余りの伝統を誇る、姥神大神宮渡御祭が8月9、10、11日に行われる。地域の守り神に大漁や安全、繁栄などを願う。今年のポスターも出来上がり、姥神大神宮祭典協賛実行委の打越東亜夫委員長は「たくさんの人に勇壮な祭礼を見てもらいたい」と話している。

 ポスターの写真は、姥神大神宮から日本海側を眺めた構図で、由緒ある人形や豪華な水引きで飾られた山車が練り歩く前のひとこま。  9日は宵宮祭。13基の山車が大神宮に赴き「魂入れ」の儀式を行う。同日は、町内にある八大龍王神八江聖団のみこし行列も町内を練り歩く。

 本祭の10日は、正午過ぎから「下町巡行(したまちじゅんこう)」が始まる。姥神大神宮のみこしに山車行列が付き従い、いにしえ街道など旧市街を巡る。午後8時ごろには愛宕町商店街に山車が勢ぞろいする。同10時からは、燃えさかるたいまつを手にした白衣姿の若者を先頭に、巡行を終えたみこしを拝殿に納める「宿入之儀(しゅくいれのぎ)」も行われる。

 本祭2日目の11日は、午前11時20分から「上町巡行(うえまちじゅんこう)」を執り行う。日本海沿いの街並みを巡り、午後9時ごろには、灯火に彩られた山車が新地町の繁華街に集結し、3日間にわたる祭礼の熱気は、最高潮に達する。祭礼に関する問い合わせは同実行委(江差観光コンベンション協会)TEL0139-52-4815。

提供 - 函館新聞社


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