ロープウェイ節電運行 17日から日中15分間隔で
update 2012/7/10 11:14
北海道電力の節電要請期間が23日に始まるのを前に、函館山ロープウェイ(函館市元町、本間秀行社長)は17日から9月14日までの2カ月間、日中のロープウエーの運行本数を減らし、節電に取り組む。同社では運行数減によって通常よりも10〜15%の電力削減を見込んでいる。
運行を減らすのは平日午前10時から午後6時までの8時間。通常は10分間隔だが15分間隔で運行。1時間あたり2回運行を減らし電力の消費を大幅に抑える。午後6時から同10時までは通常通り10分間隔に戻すほか、混雑時はこれまで通り5分間隔で運行する。8月13〜15日のお盆期間は通常通りの運行を維持する。
節電要請期間と夏休みの行楽シーズンが重なるが、同社では「日中は満員になることはないので、ほとんど影響はない」としている。また、消費電力を予測できる「WEBデマンド監視装置」を設置。空調やOA機器などと組み合わせ電力使用も調整する。
山頂の函館山展望台では屋外照明やレストラン、1階ホールなどの照明のLED化を終えており、今後も点灯時間の短縮を行う考えだ。山頂、山麓、FMいるかビルのこれらの取り組みによって、同社全体では節電要請の量を上回る7.1〜8.5%の削減を見込んでいる。
同社の桜井健治専務は「観光施設としても節電に協力するのは当然のこと」とし、「函館山からの眺望を楽しみに訪れる観光客には不便をかけるが、協力と理解をお願いしたい」と話している。
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