懐かしの急行 出発! 観光企画キャンペーン開幕
update 2012/7/2 10:06
JRグループが地域と協力した観光企画「北海道デスティネーションキャンペーン」(DC)が1日からスタートした。JR函館駅では懐かしの急行列車を復活させた「北海道一周号」が午前8時過ぎ、鉄道ファンらに見守られながら出発した。
道内でのDCは2006年の「はなたび北海道」以来。今回は9月までの3カ月間、「北海道にしかない新しい発見の旅」をテーマに、現在運行されていない急行列車で函館―札幌―釧路―札幌―函館を3泊4日で巡る一周号や、倶知安経由で函館と札幌を結ぶ特急「ヌプリ」の運行(8月6〜31日)など、多彩なイベントで夏の道内観光を盛り上げる。
一周号の最初にお目見えした急行「ニセコ」は、1970年代前半までSLにけん引され、長万部―小樽間の険しい山道を走った名列車。客車急行としては定期運行が廃止された1986年以来、26年ぶりに復活した。
午前7時半からの出発式では、JR北海道函館支社の幅口堅二支社長が「圧倒的スケールの自然や海の幸、山の幸を存分に味わいながら旅してほしい」とあいさつ。中西猛雄渡島総合振興局長、中林重雄函館市副市長らがテープカットを行った。
5両編成の列車(定員264人)はほぼ満席となり、ホームは乗客や、懐かしい急行を写真に収めるファンらで混雑した。札幌市の小林信人さん(45)は「山線(長万部―小樽間の通称)を走るのが懐かしい。乗るのも撮るのも楽しみ」と笑顔で話し、列車に乗り込んだ。
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