せたな方面で90・5センチのヒラメ

update 2012/6/28 11:10


 函館の藤田雄一さんが25日朝、せたな方面でのルアーフィッシングで、90・5センチ、9・2キロのヒラメを釣り上げた。自身の最高記録を大幅に更新する超大物を手に、藤田さんは「今でも実感が沸かない。信じられない思い」と喜びをかみしめている。

 藤田さんは24日午後11時に足しげく通っているという同方面のポイントへ到着。5月上旬から釣行を始めた今季、既に40〜50センチのヒラメ2匹を釣っていた場所だ。「そこは60〜80センチの大物のヒット情報も入っている。必ず釣ってやるという気持ちでした」と振り返る。

 最初はワームで竿を出していたがアタリはなく、釣り場を行き来しながら好ポイントを探した。海も風も穏やかで、潮回りも良好というコンディション。50〜60メートル沖でアタリを探っていた25日午前3時過ぎ、ワームからメタルジグへと変えた。これまでも釣果を残してくれたというタックルハウス製「P|BOYジグキャスティング」(35グラム)。期待を託してキャストし、数回ほど獲物を誘った。

 その時、「ズドン」というアタリがあり、すかさず合わせた。初めての重量感に大物の予感を募らせ、少しずつ手前に寄せるがなかなか岸寄りしなかった。それでも確実に近付く獲物がヒラメ特有の首ふりを見せた時、「超大物を確信しました」。この後何度も潜られてしまうが、次第に弱ってきた獲物を慎重にタモ入れした。見たことのない「化け物」サイズに、興奮を隠すことができなかった。

 その後も午前6時ごろまで続けたが、獲物が気になって仕方がなく、北斗市七重浜の釣り具店「フィッシングショップ・インパクト」に持ち運んだところ、90・5センチ、9・2キロと分かった。これまでの過去最高は57センチ。これを33センチ上回る結果に、周囲の仲間や両親も「すご過ぎる」「格好いいよ」と祝福。藤田さんは「毎週頻繁にせたな方面へ通っていたかいがあったと思う。大満足しています」と喜び、「次はメーター超えですね」と意欲を新たにしている。(フィッシングショップ・インパクト)電話0138・48・7400。

提供 - 函館新聞社


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