函館の魅力発信 城下町シンポ開幕
update 2012/6/24 10:59
城下町の特徴を生かしたまちづくりを考える「全国城下町シンポジウム」が23日、市内で開幕した。全国の青年会議所(JC)のメンバー約800人が集まり、フォーラムや分科会などを通じて函館の城下町としての風情と歴史に触れた。また、元町公園では市民向けイベント「音楽と食の祭典」も開かれ、多くの市民がステージなどを楽しんだ。 全国66のJCでつくる「全国城下町青年会議所連絡協議会」の主催。1982年から各地の城下町で開いており、今年で31回目。道内での開催は初めて。
市芸術ホール(函館市五稜郭町)で開かれた開会式では、函館青年会議所の西村有人理事長があいさつで「大会で北海道の開拓魂、未来へのまちづくりを発信していきたい」と述べた。
分科会は「観光」「未来」など5つのテーマで行われた。「歴史」のグループには40人が参加。五稜郭タワーや箱館奉行所などの観光スポットをはじめ、箱館戦争の犠牲者をまつった碧血碑を回り、函館の歴史に理解を深めた。愛知県の豊橋JCの大谷忠興さん(35)は「新しい函館の魅力を発見することができた」と満足そうに話していた。
フォーラムは一般市民にも公開。北海道日本ハムファイターズ前社長の藤井純一さんらが講演し、まちづくりや地域ブランドの創出などについて語った。最終日の24日も同ホールでフォーラムや閉会式が行われる。最後に地域の活性化への決意を盛り込んだ「ふるさと宣言」を採択する予定。
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