函館千歳教会に石巻の幼稚園から復興支援のお礼届く

update 2012/6/21 10:42


 函館千歳教会(函館市松陰町、井石彰牧師)が、教会内に開設している「喫茶チャペル」(毎週火曜)の収益金で支援した東日本大震災の被災地、宮城県石巻市の石巻栄光教会(小鮒=こぶな=實牧師)付属の栄光幼稚園(同園長)から、献金を使った建物「トライアングルタワー」の移築完了報告と礼状が千歳教会に届いた。喫茶チャペルは21日に開設1周年を迎え、復興へ息の長い支援を続けていく考えだ。

 栄光教会は、千歳教会と同じ日本キリスト教団系列。小鮒牧師が千歳教会の前牧師(1989〜95年)だった縁から、被災地の子ども支援を目的に、昨年6月から一般市民を対象とした喫茶チャペルを始めた。

 メニューはコーヒー、紅茶、ココア、ジュースに、ケーキやクッキーなどの手作りお菓子が付いて1セット200円(子ども100円)。教会の信徒がボランティアで運営、毎回約20人が利用しているという。昨年12月には収益金を含む35万円を栄光幼稚園に贈った。

 同幼稚園は、全国から寄せられた約390万円の支援を、園庭での寄贈建物の移築プロジェクトに活用。高さ約9メートルの三角形の塔「トライアングルタワー」で、5月に移築工事が完了した。1階が大人がくつろげる縁側、2、3階が子どもの遊び場、天辺には鐘が付いており、文書には「毎日午前10時に園児が交代でベルを鳴らしています。音色がとても素晴らしい」と綴られている。

 井石牧師は「希望のベルが復興の一つの象徴になり、子どもたちが笑顔を取り戻してくれれば」と願う。

 千歳教会は5月にも、被災地のほかの幼稚園・保育園を支援するため、喫茶チャペルの収益金10万円を、キリスト教保育連盟(東京)に贈った。

 喫茶チャペルは午後零時半〜同4時半。問い合わせは千歳教会電話0138・51・9573へ。

提供 - 函館新聞社


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