年内にも光回線 東部4支所に拡大…函館市議会
update 2012/6/19 10:08
函館市議会の第2回定例会は18日、一般質問が始まり、5氏が登壇した。函館市はインターネット環境を向上させる光回線について、早ければ年内に東部4支所管内でもサービスが開始される見込みであることを報告した。旧4町村地域のネット環境向上のほか情報教育の充実などが図られる。
斉藤明男氏(市政クラブ)への答弁。
現在、エリアの拡大作業を進めているNTT東日本が、国の認可を受けてから発表するという。
光回線は大容量のデータを送れるほか、同じブロードバンドのADSLと比べて通信速度が約4倍速い。またADSLは交換局との距離が遠くなるほど速度が遅くなるものの、光回線は立地で影響を受けないという。
サービスの拡大エリアについて、市総務部は「人口の多い地域など、一定の範囲内でサービスを開始すると事業者から聞いている」と答弁。日常生活や観光情報の発信、行政サービスの高度化のほか、学校の情報教育の推進に効果があるとする。
上戸慶一総務部長は「4支所管内全域でのスタートは難しいと聞いているが、少しでも多くの地域がエリアに含まれ、特に小中学校は避難所にも指定されているので強くお願いしていきたい」と語った。
現在、旧市内では一部を除き光回線が整備。一方、4支所管内は光ファイバーケーブル設置などの整備費用やメンテナンス料、採算性などから同社が長年検討を続け、ADSLやそれよりも速度の遅いISDNのままだった。
2009年には市がケーブルを設置して同社に貸し出す方法を検討していたが、老朽化に伴う更新代や保守料を勘案して断念。しかし4支所で開く地域審議会などでの強い要望を受け、粘り強く要請を続けていた。
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