エゾシカ 狩猟捕獲最多 799頭
update 2012/6/17 10:48
2011年度の渡島管内でのエゾシカ狩猟捕獲数が、前年度より266頭多い799頭と過去最高を記録したことが、渡島総合振興局のまとめで分かった。また、農林業被害や交通事故などを防ぐため、狩猟期間外でも道の許可により捕獲できる「許可捕獲」も、管内は前年度を183頭上回る400頭(11年度)に上り、個体数が確実に増加していることを裏付けた。
エゾシカ捕獲には、狩猟と許可捕獲の2種類がある。渡島の11年度の狩猟期間は昨年10月22日〜今年3月25日。この期間に、同振興局で登録した狩猟者291人が管内で捕獲したのは雄272頭、雌527頭の計799頭。06年度以降、5年連続で増加している。内訳は函館市の310頭(前年度比6頭減)が最多で、知内町の304頭(同197頭増)が目立つ。ほかに福島町47頭(同38頭増)、森町44頭(同2頭増)、鹿部町41頭(同25頭増)など。
また、渡島で登録した狩猟者が管外に出向いて捕ったのは、前年度より53頭少ない255頭(雄87頭、雌168頭)。
桧山振興局によると、桧山で11年度に登録した狩猟者112人が管内で捕獲したのは雄34頭、雌22頭の計56頭。管内の11年度の許可捕獲数は12頭だった。
渡島総合振興局は「ここ数年の増え方が著しいので、明らかにエゾシカの個体数は増えている。放置すると、どんどん増える可能性があり、捕獲努力を今後も続けていきたい」(環境生活課)としている。
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