茂辺地への診療所開設、医師から前向きな返答

update 2012/6/14 11:51


 【北斗】第2回定例市議会は13日、一般質問を続行。市は、医療機関のない状態が続いている茂辺地地区への診療所開設に前向きな姿勢をみせている医師がいることを明らかにした。現在はこの医師からの正式な回答を待っている段階という。

 藤田啓実氏への答弁。

 石川英明民生部長が「ある医師から検討したいという前向きな答えをいただいている」と報告。その上で、「現時点ですぐにとはならないが、ちょっと答えを待ってくれないかという話をもらった」と答弁した。高谷寿峰市長も「今は正式な返答を待っているが、一定の時期がたてばまた確認をしたい」と話した。

 市によると、茂辺地地区に唯一あった診療所は2007年に医師が亡くなり廃業。その後、市が渡島医師会などと情報交換しながら近隣の医療機関や個人医師に開業の依頼を続けてきたが、地域性や経営の難しさなどから医療機関のない状態が続いていた。

 同地区の人口は2496人(5月末現在)で、高齢者が多い。

 一般質問にはこのほか2氏が立った。主な質疑は次の通り。

 仲村千鶴子氏 防災会議への女性委員の登用は。

 高谷寿峰市長 女性委員は1人委嘱したい。女性の意見を反映させる取り組みについては、女性に限らず市民の意見として防災計画に反映させたい。

 渡野辺秀雄氏 北斗市観光振興プランにある「ヘリテージツーリズム」(歴史遺産観光)の資源開発の内容は。

 高谷市長 市にはトラピスト修道院といった歴史的な名所が数多くある。これらの資源を生かすためにはソフト面の強化が必要で、観光ボランティアガイドの組織化などを検討していきたい。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです