おしま病院でボランティア養成講習会
update 2012/6/14 11:50
函館おしま病院(函館市的場町19、複徳雅章院長)で運営するボランティアグループ「ミント」の新規メンバーを養成する本年度講習会が13日、同病院で始まった。市民約20人が受講し、ホスピスケアを提供する同病院の取り組みなどを学んだ。
ミントは、ホスピス病棟や介護療養病棟で療養中の患者の余暇活動の手伝いや週1回の喫茶サービスなどを行う。養成講習会は毎年開講していて、今年は13日と20日の2日間にわたり、ホスピスの紹介やボランティア活動などについて看護師や職員が講義する。
初日は福徳院長やホスピス病棟の看護師、医療ソーシャルワーカーが講師を務め、ホスピスケアの特徴や入退院支援の概要などについて説明した。
福徳院長は現代医療の問題点や終末期医療の課題にも触れながらホスピス病棟開設に至った経緯や思いを語り、「ホスピスは死にゆく人や末期がんの人だけが対象ではない。がんと診断された時から緩和ケアが必要で、がん以外の他の病気も適用される」と強調。
院内の取り組みとして、患者の身体、精神的なケアだけでなく家族や遺族のサポートにも取り組んでいることを紹介し、「家にいるような温かい雰囲気の中で苦痛なく、自分らしい生き方を支える―を理念としている」と述べ、受講者も真剣に聞き入っていた。
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