がごめ連合 3社27品目 認証第一号

update 2012/6/12 12:31


 函館沿岸を中心に生息するガゴメコンブ産品を開発・販売する企業などでつくる「函館がごめ連合」(布村重樹代表、37社)が作った独自の認証制度で、認証商品第一号が誕生した。梶原昆布店(豊川町、梶原健司社長)の刻みコンブなど3社27品目。基準をクリアした目印(シール)を商品に張り、ガゴメブランドを守る。

 認証を受けたのは梶原昆布店の20品目ほか、たかせ(七飯町、高瀬宣夫社長)のこんにゃくなど6品目、三豊(北斗市、塩田康就社長)のしょうゆ漬けの計27品目。同連合ブランド協議会(委員長・安井肇北大大学院教授、11人)が「函館エリアで収穫されたガゴメであること」など基準11項目すべてを満たすことを確認、認証した。同連合のアンテナショップ「ねばねば本舗」(若松町、石原健店長)以外に卸す場合は、販売先の指導もメーカーが担う。違反があった場合は認証を取り消す。

 シール(25ミリ×28・4ミリ)はガゴメの緑色を使ったシンプルなデザイン。シールをメーカーが買い取り、商品に張って納品してもらう。

 制度はカゴメの浜値の上昇に伴い取り扱う業者が増えていることから、粗悪品や模倣品を締め出す狙いがある。同本舗を運営するノース技研(布村社長)が渡島総合振興局の協力を得て5月に導入。連合の事務局を担当する石原さんは「連合のはんてんにも、このロゴを入れて積極的にPRしていく。現在ほかに4社が申請準備を進めており、順次、認証商品を増やしていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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