中国で函館観光PR、訪問団が帰国
update 2012/6/8 12:04
中国からの観光客誘致に向け、函館市や地元経済界の代表でつくる「中国観光客誘致訪問団」が7日、帰国した。訪問団副団長の能登谷公市議会議長は函館空港での取材に対し、上海の中国東方航空が函館へのチャーター便の運航に前向きな姿勢を示したことを明らかにした。
今回の訪問団は団長の工藤寿樹市長や久保俊幸函館商工会議所副会頭、渡辺兼一函館国際観光コンベンション協会会長ら12人で、3日から4泊5日の日程で北京と上海の航空会社などを訪問。4日は北京で現地の旅行会社15社を招き、函館・近郊の観光名所や周遊コースを提案した。
現地の航空会社には函館へのチャーター便の運航などを要請。訪問団によると、東方航空では「条件がそろえば函館にも飛ばしたい」との運航に積極的な回答もあったという。能登谷副団長は「中国での函館の認知度はまだ低い。原発事故の影響が尾を引いている」と話し、今後、現地のメディアや旅行関係者を函館に招くことも検討する。
中国の訪日観光需要は原発事故の影響などで低迷が続くが、上海ではプライベート機を所有する富裕層も多く、「潜在的な需要は計り知れないと感じた」(能登谷副団長)。市は今後も成田や新千歳空港の定期便を使ったツアー拡充や定期的なトップセールスを行う方針。工藤市長は東京で所用があり、8日に函館に戻る予定。
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