岩手一戸南小児童が来函、御所野縄文遺跡PR
update 2012/6/8 12:03
岩手県一戸町一戸南小学校(工藤茂夫校長、児童79人)の6年生18人が7日、修学旅行で来函し、市内各所で2015年度の世界遺産登録を目指す同町の御所野縄文遺跡をPRした。子どもたちは「一度一戸町に来てください」と話し、手作りのパンフレットを手渡した。
同校は校区内に同遺跡があることから、1999年に児童3〜6年生でつくる御所野愛護少年団を結成、郷土に誇りを持ってもらおうと清掃や植樹などさまざまな活動をしている。修学旅行先でも代々遺跡をPRしており、今回は昨年に続いて2回目の函館入り。
児童は見学場所の箱館奉行所、五稜郭タワーで一人一人手作りのパンフレットを配布。4000年前の同遺跡から土屋根住居が見つかったことや、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」で岩手県唯一の遺跡であることなどを元気良く紹介していた。
同少年団団長の田頭(でんどう)知樹君(11)は「御所野遺跡をもっと大勢の人たちに伝えたい。一人でも多くの人に足を運んでもらえたら」と期待。工藤校長は「世界遺産を目指す縄文遺跡群の市町村で、地元の子どもが情報発信しているところは他にない。今後も地域の宝をしっかり伝えていってほしい」と話していた。
一行は8日、函館市西部地区や函館朝市を訪れ、帰路に就く。
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