江差方面でヒラメ76センチ

update 2012/6/7 11:08


 大川勝さんが1日夜、江差方面へ釣行し、76センチ、5・12キロのヒラメを釣り上げた。ヒラメを狙って5年目の今年、ようやくかかった1匹は今時期珍しい大物で、大川さんは「人生で最高の釣果。陸からこんなに大きいのが釣れるとは驚きです」と声を弾ませている。

 この日は夕方に仕事を終え、帰宅後すぐに江差方面へ。いくつかの釣り場を回ってたどり着いたそのポイントは、釣果情報もほとんどないせいか人けがなかったという。風はなく、波も穏やかで、午後10時からキャストを繰り返した。大川さんは「何かアタリがあればもうけもの。それこそ様子見という気持ちでした」と振り返る。

 待望の瞬間が訪れたのは20分後だった。35〜40メートル沖へ投げたルアーに何かが食い付いた。「まさに獲物がルアーをくわえているもぞもぞしたような感触だった」と大川さん。すぐに合わせず待っていると、やがて根掛かりのような重量感を覚えた。リールを巻くがなかなか手前に寄ってこず、「これは相当大きいぞ」と胸が高鳴った。タモ入れ前にライトで照らすと、これまで釣ったヒラメとは明らかに違う良型に目を奪われた。大川さんは「うれしくてうれしくてそれ以降は釣りどころじゃありませんでした」。

 ヒットルアーは6インチの「エコギア・ジャンボパラマックス」。着水するとらせん状に回りながら時間をかけて海底に沈むのが特徴という。

 大川さんは今春の大型連休からほぼ毎週、ヒラメの早場で知られる日本海側をメーンに釣行。しかし1匹とかからず、この日が今季初のヒラメだった。過去最大のサイズは昨年釣った59センチで、今回は17センチ上回る釣果だ。大川さんは「何物にも代えがたい重量感と手応えに興奮しました。ヒラメは刺し身と煮物でおいしく食べた。気分は上々です」と喜び、さらなる大物を目指している。

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 北斗市七重浜4の釣り具店「フィッシングショップ・インパクト」によると、同店へ寄せられるヒラメの釣果情報としては4日現在、大川さんのヒラメが最高という。ヒラメ釣りは日本海側が本格化の兆しで、八雲や長万部など噴火湾方面は「今月中旬にも釣れ始めるのでは」と話している。

提供 - 函館新聞社


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