トラブル解決の一助に 法テラス八雲が開所
update 2012/6/5 12:16
【八雲】弁護士がいない地域の法的サービスの充実を目的に設置される、日本司法支援センター(通称・法テラス)の地域事務所(4号事務所)で、6月から業務を開始した「八雲法律事務所」(法テラス八雲、富士見町21)の開所式が4日、同所で行われた。関係者約30人が出席し、新たな拠点の誕生を祝った。
同町にはこれまで弁護士1人がいたが、今年3月いっぱいで転居することが決まり、司法過疎を憂慮した函館弁護士会(室田則之会長)などの働きかけにより設置が決定した。4号事務所は全国に32カ所あり、法テラス八雲は全道で江差町の地域事務所に次いで2カ所目で、法的トラブルの解決に必要な情報の提供などをする。
法テラス八雲は、森田了導弁護士(35)を新たに迎え、事務職員2名の計3人が午前9時から午後5時半までの業務に従事する。八雲駅近くの立地にあるビルの1階約90平方メートルに相談室2つなどを備えている。
式では法テラス函館地方事務所の植松直所長が「地域に根差した公的サービスを充実させるには、皆さんの力が必要。支援と協力をたまわりたい」とあいさつ。森田弁護士ら5人がテープカットを行うなどした。
道内勤務は初めてという森田弁護士は「最初は不安もあったが、町の人は穏やかで優しい人が多い。業務開始以降、数件の相談予約も寄せられている。これからは法テラスの業務内容をもっと知ってもらえるように努力していきたい」と意気込んだ。
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