函館が起点 北海道一周 JRグループが来月からキャンペーン

update 2012/6/5 12:15


 JRグループは地域と協力した観光キャンペーン「ディスティネーション・キャンペーン(DC)」を7〜9月、6年ぶりに北海道を対象に行う。急行「北海道一周号」を函館駅発着で運行するほか、函館とニセコ、札幌を結ぶ特急「ヌプリ号」がデビュー。道内各地で多様な企画を予定している。JR北海道函館支社は「道南は新幹線開業を控えており、弾みとなれば」と集客効果に期待する。

 DCはほぼ四半期ごとに全国各地で行っており、道内が対象となるのは4回目。前回は2006年の「はなたび北海道」で、期間中の来道者は約3956万人(前年比3・3%増)と大きな経済効果をもたらした。

 今回は「北海道にしかない新しい発見の旅」をテーマに、キャッチフレーズを「こころにくる旅。キュンと北海道」とした。期間中は全国のJR主要駅や列車内で道内旅行の宣伝ポスターなどを掲示する。

 北海道一周号は、7月1日のキャンペーンスタート日に函館駅を発車。同4日までの3泊4日の日程で、現在は運行されていない急行列車の愛称で函館―札幌―釧路―札幌―函館を巡る。急行名はニセコ号、狩勝号、大雪号、エルム号。旅行中の昼食は各地の名物駅弁で、宿泊は各地の宿泊施設となる。

 このほか道南関連では、8月6〜31日に函館―札幌間を急行ヌプリ号が運行。二次交通として、同期間に函館駅、木古内駅に接続する「ツインクルバス津軽海峡グルメ号」を、7月1日〜10月31日に函館や江差、木古内などを巡る「道南史跡めぐりバス」を運行する。またキャンペーン記念商品として、道内のフリーパスや「三連休おでかけパス」なども発売する。 同支社販売グループの白鳥里美さんは「道内一周号は今回だけの特別な列車。興味がある方はぜひ利用して」と話している。問い合わせ、申し込みは問い合わせはツインクルプラザ函館支店TEL0138・23・4436。

提供 - 函館新聞社


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