中国で函館観光PR 致訪問団が出発
update 2012/6/4 10:56
函館市や地元経済界関係者らで結成する中国観光客誘致訪問団(団長・工藤寿樹市長)が3日、函館空港から出発した。7日までの日程で中国2大都市の北京、上海の旅行代理店や航空会社をはじめ、中国政府の観光担当部局を訪れ、函館観光をPRする。
中国へのトップセールスは2007年度から実施。今回は昨年2月以来で、富裕層の多い両都市をターゲットに函館旅行の商品化やチャーター便の運航などを要請する。
函館空港で行われた出発式で工藤団長は「函館観光は震災以前の水準にまだまだ回復しておらず、とりわけ外国人客は原発事故を気にしてかなり少なくなっている」と現状を危惧(きぐ)。そのため、現地での精力的なプロモーション活動を誓うとともに、「函館は放射能の影響がないという、不安感を払しょくすることが大事だ」と力を込めた。
市によると、昨年度の観光客入り込み数(推計値)は震災の影響で前年度比10・4%減の410万8000人と、平成元(1989)年以降で最低。このうち、中国人客も同40・9%減の6500人(暫定値)と大幅に落ち込んでいる。
3日に北京入りし、上海は5日に訪問。訪問団は工藤団長をはじめ、能登谷公函館市議会議長、久保俊幸函館商工会議所副会頭、渡辺兼一函館国際観光コンベンション協会会長の副団長3人ら13人で構成する。
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