函館大学の学生が授産施設の販売に一役 集客力アップや売り上げ向上目指しアイデア提案

update 2012/6/3 11:55


 函館大学商学部の学生が、函館市内の授産施設の製品販売に協力するプログラムに取り組んでいる。1日は実際に施設を見学し、利用者や職員と交流した。今後、集客アップや売り上げ向上を目指し、アイデアを提案していく。

 学生と事業者が協力しながら新たなビジネスを探る商学実習。事業者側は若者のニーズを把握でき、学生はビジネスの実践を学べる利点がある。

 プログラムは津金孝行准教授が指導する1年生グループ(14人)が担当。NPO法人「ひまわり」が運営する就労継続支援A型(雇用型)のカフェ「ウィズ・スマイル」(柏木町)と、同B型(非雇用型)のパン屋「よつ葉のレシピ」(本通)2カ所で実習を行う。

 この日は2カ所をそれぞれ訪問し、パン屋では、パンを試食しながら職員に人気商品やパン作りで心掛けていることなどを質問した。グループリーダーの高瀬健太さん(18)は「おしゃれな店という印象を持った。若者の発想、目線でPRのお手伝いができれば」と話した。同法人の坂井太郎事務局長(28)は「実習を通して福祉事業所のことをもっと知ってもらえれば」と学生のアイデアに期待を寄せた。

 今後、3グループに分かれて、PR強化や既存商品の改良などを検討し、10月の学校祭で商品の販売や取り組みの成果を発表する。

提供 - 函館新聞社


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