西中生徒ら「鯨族供養塔」清掃
update 2012/5/31 10:57
函館市船見町にある「鯨族供養塔」で30日、ボランティア清掃が行われた。6月5日に行われる鯨族供養慰霊祭を前に、函館西中学校の生徒会役員や地域住民、市職員などが同塔周辺の草刈りなどを行った。
同塔は近海で捕獲された鯨類の供養を目的に、1957年に建立。供養祭は2004年に調査捕鯨船「日進丸」が函館に初寄港したのを機に開かれ、今年は5日に同市船見町の称名寺で慰霊祭を行う。清掃作業はそれに合わせて毎年行い、今回で8回目。
この日は同校の生徒10人と地域住民ら6人が約1時間をかけて清掃活動を実施。かまを手に、伸び放題となっていた雑草を丁寧に刈り取り、周辺の草やごみを回収。セミクジラをモデルにした像にホースで水をかけ、汚れを落として磨き上げていった。
昨年に続き2回目のボランティア清掃活動に参加した3年の濱中公輝君は「地域の人と協力して身近にある貴重な文化財をきれいにできるのはいいこと。気持ちがいい」と話していた。
6月3〜5日の3日間、日没から午後10時まで同塔のライトアップが予定されている。
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