石田さんが市に震災義援金
update 2012/5/31 10:56
函館市の観光大使で、米フィラデルフィア在往のソプラノ歌手、ニューマン大学准教授(声楽博士)の石田雪子さんが30日、函館市役所を表敬訪問し、工藤寿樹市長に東日本大震災の義援金として1800ドル(約14万2000円)を寄付した。昨年11月にフィラデルフィアで開かれた同大学合唱団によるチャリティーコンサートで寄せられたもので、石田さんは「ペリー提督による縁を大切にし、これからも函館への支援を大切にしたい」と話していた。
石田さんは熊本県出身。函館とは1998年から公演などで関わりがあり、2002年にはペリー来航150周年記念碑除幕式や黒船来航フォーラムに出席した。
09年5月、石田さんが音楽監督を務める同大学の合唱団とともに来函し、函館日米協会が主催した「函館開港150周年、ペリー来航155周年記念 石田雪子with函館MB混声合唱団 日米交歓ガラコンサート」(市芸術ホール)に出演した。団員や石田さんが昨年3月の東日本大震災発生時、09年に宿泊していたホテル周辺などが津波の被害に遭ったことに心を痛め、11月に「がんばれ日本」チャリティーコンサートを開催した。石田さんによると、同コンサートでは自分の小遣いの半分を出す子供や、車いす利用者らの寄付もあったという。
この日は函館日米協会の加藤清郎副会長らとともに訪れ、石田さんは「合唱団員は自分たちが見ていた景色なので、復興支援の気持ちが強かった」、工藤市長は「アメリカと函館の強いつながりを感じる。寄付に感謝します」と話し、感謝状を贈っていた。
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