フグの飯ずし召し上がれ 「居酒屋よしどり」

update 2012/5/26 11:50


 【乙部】乙部町緑町353の「居酒屋よしどり」では、桧山沖で水揚げされるマフグを使ったメニューに力を入れている。飯ずしや一夜干し、すり身などで、十河数男店主(68)は「フグの飯ずしは日本でもここだけだと思う。乙部の新しい特産加工品として売り込み、地元を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

 マフグは近海で水揚げされるが、フグ専門の調理免許がなければ食卓に並ぶことはない。十河店主は免許を持ち、店のメニューには道南では珍しいフグのフルコースが並ぶ。昨年7月には江差町にマフグ専用の工場を置き、本格的に製造に取り組んでいる。

 マフグの飯ずしづくりは昨夏に考案。試行錯誤を重ねて年末に納得のいく味に仕上がったという。丁寧な血抜きと水出し、酢漬けに一般的な飯ずしの野菜を加え、1カ月ほど寝かせる。

 十河店主によると、フグそのものには味がないため、調味具合が決めてとなったという。「身の歯ごたえと、かめばかむほどうま味が増す。コラーゲンもたっぷりで美容効果も期待できる」という。

 常連客や同級生らの口コミで人気が広まり、最近では東京からも注文が入る。首都圏では「飯ずしのほか、一夜干しが重宝され、子どもたちが喜んで食べていると聞いている。そういう話を聞くとうれしい」と十河店主。

 マフグの水揚げ量に限りがあるため「たくさんの注文があると対応できないが、在庫の限り対応したい」と話している。問い合わせは同店рO139・62・3899。午後6時〜午前零時(定休日は火・水曜)。場所は乙部町役場近く。

提供 - 函館新聞社


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