東山寺住職・道辻さんがエッセー集出版
update 2012/5/25 11:34
函館市亀田町14の東山寺住職、道辻敏さん(59)が、エッセー集「歴史荒談 ましら酒」を「人間と歴史社」(東京)から出版した。日本の歴史や季節の行事などを現代と絡めながら、“今を思う”をテーマに書きつづっている。道辻さんは「見えないものを見る目を養ってほしい」と話している。
書店に並ぶ書籍の出版は今回が初めて。シニア層を中心に人気のある月刊誌「百歳万歳」で2006年4月から連載中のエッセー「道辻和尚のなるほどザ・日本!」から、ユニークで分かりやすい65編を抜粋した。
タイトルの「ましら酒」とは、猿が岩のくぼみに果実を蓄える習性により、自然発酵で作られる“猿の酒”の名称。「さまざまな体験の雑学が、記憶の中で自然と発酵、熟成しているように感じた。十分熟成してないので悪酔いするかも」と道辻さん。
また、本文の内容に合った挿絵も自身で描き、ユーモアたっぷりの内容とイラストで、歴史の事実や事件を現代の社会に置き換えて説いている。
道辻さんは「高校生から高齢者まで広く楽しめるような本に仕上がった。これから生きていく中で考えるもの、出会うものがたくさん詰まっているので、ぜひ読んでほしい」と呼び掛けている。
四六判、207ページ、1575円。全国の書店で販売し、市内では加藤栄好堂美原店(美原3)で取り扱っている。
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