家庭用生ごみ処理機やコンポスト 購入補助申請 過去最低 函館市
update 2012/5/23 11:18
生ごみの減量化に向けて函館市が昨年度、電動生ごみ処理機とコンポスト容器を購入した家庭に補助をした実績は、同処理機で19台、同容器が56個と、いずれも過去最低となった。市環境部は「すでに普及が進んでいることなどが考えられるが、20、30代の若い世代にも普及してくれたら」と話している。
補助は購入者からの申請を受けて実施し、補助額はいずれも費用の半額。同処理機は3万円、同容器は3000円を補助限度額としている。
同部によると、同処理機は2002年度から補助を開始し、これまでの実績台数は累計で1649台。初年度で500台、翌03年度は451台分の申請があったが、昨年度は前年度比31台減の19台にとどまった。
同容器は1990年度から制度が始まり、累計で6211個分を補助。92年度には最多の937個の申請があったが、2005年度以降は100個未満で推移している。
市は申請が低調となった要因として、すでに堆肥化などに関心のある家庭に普及されているためとする。一方、生ごみの減量化を促進する上で、中年・高齢者層以外の若年層への普及も課題として挙げている。
同部は「電動生ごみ処理機は場所を取らないため、集合住宅でも置くことができる。コンポストは安価で購入できる」としている。
補助を受けるには、購入前に申請が必要。市役所本庁舎や各支所などに配布している所定の用紙などに必要事項を記入の上、同部環境推進課に申請する。問い合わせは同課TEL0138・51・0798。
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