駅前広場 花いっぱいに
update 2012/5/22 10:49
函館市が、JR函館駅前広場の植樹帯に花を植栽する「函館駅前花いっぱい事業」の委託業者が、市内の造園業「桔梗造園」(石川町、山本久明社長)に決まった。6月中にも着手、完成させ、観光シーズンの7〜9月に大門地区につながる広場が色とりどりの花で彩られる。
市制施行90周年に合わせ、函館の玄関口に彩りを加えようと、市が「駅前環境美化推進事業費」として本年度予算に1000万円を計上。市内の有識者がまちづくりのデザインやコンセプトを考える「函館市美しいまちづくり検討会」で出された提案を初めて具現化する。
事業は植栽や管理の方法、コンセプトなどを市内の造園業者を対象に提案を公募。市内外の造園の有識者らでつくる選考委員会が17日にり、応募のあった5社から選定した。桔梗造園は「憩い」と「癒やし」をテーマに季節に応じた草花を配した点が評価された。
花は駅前広場の通り約100bにわたり、計3カ所ある植樹升(583平方b)の北側を中心に植える。色彩豊かなベゴニアやペチュニアのほか、ローマンカモミールなどハーブ類も。通路には円形のプランターも置き、計7000株で彩る計画だ。花壇には五稜郭や船を模したコーナーもお目見えする。
市緑化推進課は「函館の顔として花を見て楽しめ、市民も観光客も集まる新たな憩いの空間にしたい。駅前から大門への動線を形成し、にぎわい創出につなげたい」としている。今後はアンケート調査や外部評価を踏まえ、来年度以降も事業を継続するかどうか検討する。
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