箱館五稜郭祭が開幕 土方コンは函中部3年・朝妻さん初優勝

update 2012/5/20 11:46


 戊辰戦争最後の戦地・五稜郭をテーマにしたイベント「第43回箱館五稜郭祭」(同協賛会主催)が19日、函館市内で開幕した。初日は箱館戦争ゆかりの地を巡る碑前祭に加え、今年で25回目となる土方歳三コンテスト全国大会が行われ、函館中部高校3年の朝妻佑美さん(17)が2回目の挑戦で初優勝に輝いた。

 同大会は五稜郭タワーアトリウムを会場に、土方歳三が最期を迎える場面の演技や容姿、アピール度を競う。毎回全国からエントリーがあり、今年は函館・近郊のほか、東京や名古屋、遠くは岡山から15人が出場した。

 自前の衣装を着て登場した出場者は、迫力あるつばぜり合いや銃弾に倒れる死に際を熱演。最期まで戦に命を掛けた土方の生きざまを数分間、見事に演じ切り、大勢の来場者を楽しませた。

 昨年初出場した朝妻さんは中学1年生からコンテスト出場を意識し、新選組や土方について勉強。この1年間は特に殺陣の稽古を重ねたほか、今年4月には胸まであった髪を20センチも切った。本番では女性とは思えない迫真の演技で来場者を引きこんだ。

 朝妻さんは「土方がどんな思いで最期を迎えたのか1年間真剣に考えた。『賊軍という汚名をつけられたまま新選組は終わらせない』というせりふは前日まで考え続けた言葉。いい演技ができました」と涙を見せた。

 20日は朝妻さんも参加する維新行列・音楽パレードを午後1時から開始。本町地区の行啓通りでは旧幕府軍と新政府軍の戦闘シーンパフォーマンスを、同3時ごろから五稜郭公園の特設ステージで「開城セレモニー」を行う。

提供 - 函館新聞社


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