ななつぼしの直播始まる
update 2012/5/19 11:22
【北斗】北斗市水稲直播(ちょくはん)推進協議会(木村英一会長、25人)は18日、市内開発の白戸昭司さん(53)方の水田で今季の播種(はしゅ)作業を始めた。今年は雪解けの遅れで春作業の遅れが心配されたが、4月に入り晴れて気温も上がったことから播種時期は平年並み。
苗を作らない直播方式は、移植栽培に比べ省力、低コストな技術として普及が進んでいる。同協議会は今年、新たに2人増え、作付けは3f増の計46f。独自の出荷基準を設け、タンパク値7・9%まで販売する。
白戸さんは、水稲作付15ヘクタールのうち、昨年と同じ3.7ヘクタールに、酸素供給剤をコーティングした「ななつぼし」の種もみと肥料を同時にまいた。出穂(しゅっすい)は8月上旬、収穫は9月下旬で移植栽培よりやや遅れるという。
白戸さんは「直播は環境に優しく、タンパク値も下がっておいしいコメが出来る。ななつぼしの直播は道南だけなので、アピールしたい」と話していた。JA新はこだて(畠山良一組合長)は「直播(じかまき)ななつぼし」と付加価値をつけて販売する。
同協議会は今年、試験的に3人が計2.7ヘクタールで、水を張らない田んぼでの乾田(かんでん)直播にも取り組む。こちらは14日に播種を終えた。
道南での移植栽培の田植えは20日すぎから本格化する。
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