ホッカイドウ競馬の冠10レース名称決まる、道南の魅力アピール
update 2012/5/18 10:31
渡島総合振興局は、ホッカイドウ競馬を活用した道南のPR事業で、競馬ファンに宣伝する農畜産物と観光地を決めた。24日の「北斗市きじひき高原特別」を皮切りに、11月まで計10回の農畜産物や観光地の名を冠したレースを行う。冠レース数が2桁なのは、道内14総合振興局・振興局の中で渡島のみで、道南の魅力アピールに一役買いそうだ。
冠レースは、同振興局が管内の市町、JAなどに呼び掛けたところ、当初予定していた毎月1回(計7回)を上回る提案があり、計10回に増やした。無料で農畜産物や観光スポットを道内外に売り込めるメリットがあり、人気を呼んだ。
決まったのはきじひき高原のほか、駒ケ岳登山(6月)、楽市楽座もりまち食KING市(同)、箱館奉行所開館2周年(7月)、マイカ(8月)、ふっくりんこ(10月)など。冠レースの前には、道内18カ所の発売所、大井(東京)などホッカイドウ競馬の馬券を売る道外競馬場、スカイパーフェクTV!で、30秒間のPR映像を流す。きじひき高原では「展望台からは函館山や津軽海峡、大沼・駒ケ岳など360度の景観が楽しめるほか、広大な牧場やキャンプ場、カタクリ花畑の散策路など、一度に絶景と自然を満喫できます」などと実況アナウンサーが読み上げる。
また、冠レース日には、場外発売所「Aiba函館港町」(函館市港町)内にPRポスターも張る。
Aiba函館港町では、本年度の開幕日(4月25日)から、毎週木曜(延べ30回)の午後4時と同6時、道南産の野菜や果物、コメ、加工品をプレゼントするイベントも展開中。24日には、北斗市産の野菜を配る予定だ。イベントに合わせ、6月以降の冠レースを木曜に実施する方向で調整する。
先行実施したイベント効果もあり、Aiba函館港町での開催6日間(今月10日現在)の発売成績は前年度比26%増と好調だ。
同振興局は「冠レースと農畜産物のPRイベントを同時に実施することで、より一層の効果が期待できる」(農務課)としている。
同競馬は11月15日まで延べ80日間、門別競馬場(日高管内日高町)でナイター開催している。同事業は、北海道新幹線開業を見据え、道南の農畜産物や観光地を売り込むことで、誘客につなげる狙いがある。
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