迫力満点 女性力士が熱戦、福島で相撲大会
update 2012/5/14 10:11
【福島】福島町観光協会主催の「女だけの相撲大会」が13日、鏡山公園相撲場で開かれた。力自慢の女性力士が土俵で激しくぶつかり合い、熱戦を繰り広げた。決勝は、「悦乃海」こと東京都の雑誌編集者、阿部悦子さん(46)が森町のドリーアン・ホワイトさん(25)を下し、9年ぶり2回目の優勝を果たした。
大会は毎年「母の日」に開いており、今回が21回目。昨年は東日本大震災の影響で取りやめており、2年ぶりの開催。町内や道南各市町をはじめ、札幌市や東京都から58人が出場した。
最初の取り組みの勝敗で選手をA、Bブロックに分け、トーナメント戦を行った。真剣勝負の一方で、大会名物になっている行司と選手の楽しいやりとりがあったり、ユニークなしこ名が読み上げられたりすると、大きな笑いが沸き起こった。
Aブロック決勝は、阿部さんと森町のALT(英語指導助手)のホワイトさん(米国出身)。ホワイトさんは「踊り山」のしこ名でトーナメントを勝ち抜いてきたが、阿部さんが立ち合いで頭からぶつかり、体格で勝るホワイトさんを寄り切りで下した。
阿部さんは「自分の思い通りの相撲が取れた」と優勝の喜びを語った。一方、初めて相撲をしたホワイトさんは「これからたくさん練習をして、来年の大会も必ず出場します」と雪辱を誓っていた。観戦した町内の松川キミヨさん(75)は「迫力があって面白い。女性の強さを感じた」と笑顔を見せていた。
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