「函館悦山会」5年ぶり民謡ショー

update 2012/5/14 10:10


 函館市神山3の民謡教室「函館悦山会」(小林基悦代表)が主催する5年ぶりの「民謡ふれあいチャリティーショー」(函館新聞社など後援)が13日、市民会館大ホール(湯川町1)で開かれた。会員による民謡の大合唱に加え、豪華ゲストが歌や三味線、舞踊などを披露。1000人以上の来場者が華やかなステージに拍手喝采を送った。

 日本の伝統芸能に親しみ、心を通わせる舞台として1994年に始まり、今回で6回目。最初に同会会員代表の上原寿樹さんが「会員一同頑張って歌います」とあいさつ。日本民謡協会理事の佐々木基晴さんは「民謡は心を豊かにしてくれる。ショーを通じて民謡好きの子どもが増えれば」と祝辞を述べた。

 ショーは同会70人による陽気な「秋田大黒舞」の合唱で幕開け。次いで会員が「出船音頭」「石狩川流れ節」などを朗々と歌い上げた。4歳児を最年少とする幼児・児童8人は「ソーラン節」などを取り上げ、子どもとは思えない伸びやかな歌声で会場を沸かせた。

 後半は佐々木さんや創劇新舞踊市松流の市川団四郎さんら函館の伝統芸能を代表する出演者が、それぞれ本道の民謡や踊り、三味線、筝(こと)などを披露した。

 ショーの益金は、函館市社会福祉協議会とNPO法人「青少年と伝統芸能を育てる会」に寄付した。

提供 - 函館新聞社


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